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第15章 その3 英語は教養ある年配者から学ぶ

自国民や自国の本質をある程度客観的に外国人に語るには、かなりの経験と技術を要する。加えて、心理的にも実は複雑な要素が絡む。自慢できる栄光の歴史だけならいざ知らず、例えば過去の凶悪な犯罪、人種差別、愚行など、不名誉な歴史的事実を外国人に語るには心情的に辛いことだろう。

その意味でも、バーバラのように人生経験豊富で、現代米国社会を冷静に振り返ることのできる立場の人は、私には貴重な存在であった。

英語は英会話学校の宣伝ポスターに出てくるカッコいい若者からではなく、教養ある年寄りから学ぶもののようだ。

<<第16章 「米国人になったつもりで考える訓練」へつづく>>
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第15章 その2

私の知る限りでは、庶民が日常的に外国語ができるようになる国は、その国が国際的に弱者の立場にある証拠です。そしてどこの国でも一人の個人が日常的にぺらぺらいくつもの言語が出来るというのは、よっぽどその人が経済的に弱者なのです。一般に外国では貴族は外国語ができません。金持ちも外国語はできません。それは外国語ができる人間を通訳なり、召使なり、何なりに雇えばいいからです。そして国が世界最強であるアメリカの一般庶民が、殆ど全く外国語ができないことは有名な事実です。

(『英語はいらない!?』 鈴木孝夫 第2章言語はどのように国際語となるか P58から)

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第15章 その1

通常の留学の準備校や、英会話学校では、バーバラのように英語の本質、米国とは一体何者かを英語で教えることはない。もちろん日本の学校教育での英語は、以前に述べたように教育目的が違うため、聖書、人権、民主主義といった重要テーマは元々意図されていないし、教えるだけの人材もいないようだ。結果として、時間とお金をかけたのに、なぜ上手くならないのかという不満が残る事では共通している。

<<第15章 その2へつづく>>

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第14章その18

つまり、過去を思い出して恐怖に駆られるより、頭を真っ白にして、米国で新しい自分を始める。その新しい体験を全部英語で頭に書き込んでいく。

それが言語を含めた米国での生活能力を飛躍的に向上させたのだろう。なんとなく分かる様な気がする。

言われて見ると、戦争や植民地としての経験がない私達は日本人としての自分の過去を消し去りたいほどの辛い体験はない。繰り返し指摘しているように、我々が英語が上達しない理由は実はここらへんに有ると思う。

<<第15章 「我々の習得すべき英語」へつづく>>

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第14章 その17

振り返ってみると、彼女は米国人になる方法を英語で教えているのに、「シゲ(私)は一向に米国人に近づかない、なんか変だぞ」と思っていたかも知れない。一方で、私の頭の中では英語でインプットできる範囲を超えていたため、体が自然に反応して英語と日本語の翻訳作業を繰り返していたのかも知れない。

これに関連しているかも知れないが、米国の大学で聞いた話である:

私がいた1980年代中ごろ、ベトナムから米国に来た英語がまったく出来ない難民の子供たちが、その後大学で極めて優秀な成績で卒業した。または、英語の上達が他の学生に比べて飛び切り早かった、という。教えてくれた先生によると、ベトナムでのあまりに辛い恐怖体験を思い出したくない、怖くて思い出せない、といったことが英語上達の原動力になっているとの解説だった。

<<第14章 その18へつづく>>

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プロフィール

川田 重信

Author:川田 重信

かわた しげのぶ

大和証券に19年間勤務。そのうち10年間は米国・アジアでの海外駐在。その後ペインウェバー(現UBS)証券にて米国株式本部長。この間外国株式、主に米国株式の営業。2000年4月当社設立。2005年英語教育事業開始:

帰国子女家庭教師の
アクワイア
www.acquire.jp


1978年神戸大学経営学部卒業。1985年米国ロチェスター大学MBA。

エグゼトラスト株式会社
代表取締役社長
www.exetrust.co.jp


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